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害獣駆除を請け負っている業者のなかには、悪徳業者も存在します。実際のトラブル例を紹介しながら、悪徳業者かどうかを見分けるポイントについても解説。害獣駆除を業者に依頼する際の参考にしてください。
格安とうたっている業者に依頼したものの、無料下見の結果、高額の見積もりを提示された事例です。
契約を渋る依頼者に対して、業者がすぐに駆除しないと家自体が崩れると脅し、なかば強制的に契約させられることに。作業自体はきちんと行われましたが、不信感をぬぐえない依頼者が消費者センターに相談したところ、相場よりもかなり高額の費用で契約させられていたことが判明しました。
格安をうたって客を集めた後に、下見で何かと問題を指摘して高額の見積もりを提示し、契約を迫るという手口です。
害獣の被害によっては、リフォーム工事が必要になる場合があります。
ただ、業者のなかには、本来なら必要のないリフォーム工事を勝手に追加して高額請求する、という悪質な手口をとる業者も存在します。害獣駆除に詳しくない依頼者は業者に任せきりにしてしまうことが多いため、専門家だからと信頼し過ぎないようにしましょう。
特にリフォーム工事を必要以上に勧められた場合は、注意が必要です。
害獣によって柱や防水マットなどが荒らされていることを指摘し、地震対策や湿気対策として高額のリフォーム工事を迫られる場合があります。悪徳業者だと高額のリフォーム工事を契約させながら、実際には工事が行われないということも…。地震対策や湿気対策を名目にリフォームを迫られた場合は、その場で契約を承諾せず、不動産屋などにリフォームの必要性について相談してみるのもおすすめです。
野生の害獣は警戒心が強く、さらに夜間に活動することが多いことから、屋根裏や天井裏に潜んでいると分かっていても特定するのが困難です。依頼者に害獣の知識がないことにつけこみ、危険な動物がいるとあいまいな言葉で伝え、高額な料金を請求するという悪徳業者もいます。
専門家から駆除の危険性や作業の難しさなどを説明され、さらに住んでいる自分たちにも被害が及ぶと脅された場合、「それなら仕方ない」と高額請求を受け入れてしまう人がいてもおかしくありません。どんな害獣がいるのかを詳しく説明しない業者には注意が必要です。
屋根裏に巣を作って住み着いていたイタチの駆除を業者に依頼して捕獲してもらったところ、数ヶ月後に再びイタチの被害にあった事例です。
再発した原因は、イタチの捕獲後に消毒や予防処置などのアフターケアが行われなかったため。イタチは巣がある場所に戻ってくる習性があり、駆除作業のときにいなかったイタチが戻ってきた結果、再び害獣の被害に悩まされることになったのです。業者に再度依頼する羽目になり、前回アフターケアがきちんと行われていれば払う必要のなかった費用が発生することとなりました。
害獣駆除業もサービス業の1つのため、担当スタッフや受付窓口のスタッフなどの接客態度も信頼できる業者かどうかを見極めるポイントになります。顧客との信頼関係を大切にしている業者はスタッフの接客にも力を入れていることが多いため、接客態度に不安を感じた場合は別の業者への依頼を検討してみても良いでしょう。
ちゃんとした業者なら作業の追加が必要になった場合は事前に伝えてくれますが、悪徳業者だと作業内容や費用をあいまいにし、本来なら必要のない作業を勝手に追加して高額請求してくることがあります。そのため、業者任せにせず、作業内容や費用をきちんと確認するようにしましょう。
依頼者は害獣駆除に詳しくないからこそ、作業内容や費用などを丁寧に説明してくれるかどうかは、悪徳業者を見分けるポイントになります。
害獣駆除を行うには、害獣や侵入経路の特定などで調査に時間がかかります。家の広さや作りによっても変わりますが、しっかり調査しようとすると1~2時間程度は必要です。そのため、調査時間が極端に短い場合は、悪徳業者の可能性が高いので注意しましょう。悪徳業者によるトラブルでも、調査時間が短かったというケースが多いようです。
きちんと対応してくれる業者だと、現場写真をしっかりと撮影し、写真を見ながら被害状況を細かく丁寧に説明してくれます。そのため、害獣による被害状況についてあいまいな説明しかしてくれない、現場の証拠写真の提示などがない場合は悪徳業者の可能性が高く、注意が必要です。
そういった業者はおざなりな調査しか行っていない可能性があり、満足いく害獣駆除は期待できないでしょう。また、危険な害獣がいるとあいまいな説明で脅し、高額請求してくる可能性もあります。そのため、被害状況について細かく丁寧に説明してくれるか、現場の証拠写真の提示があるかは、信頼できる業者かを判断する重要なポイントです。
害獣駆除業者のなかには、ホームページに実際のサービスや料金と違う内容を記載し、集客につなげている悪徳業者も存在します。ホームページは会社の顔になるからこそ、そこに記載されている内容と実際のサービス・料金に大幅な違いがある場合は注意が必要です。
業者に害獣駆除の相談をする際は、事前にホームページの内容を確認して、それから業者の説明に矛盾点がないかチェックしてみることをおすすめします。
手厚い保証が用意されているかどうかは、その業者が自社の害獣駆除に自信があるかどうかを判断するポイントになります。なぜなら害獣をきちんと駆除できていなかった場合、無料の保証をつけていたら赤字になってしまうからです。
悪徳業者だと保証をつけていないことが多く、害獣駆除後に被害が再発しても対応してもらえないことがあります。もっと悪質な業者だと、再発の費用を請求するためにあえて害獣駆除をきちんと行わないこともあるので、注意が必要です。
悪徳業者を避けるためにも、保証の有無はしっかりとチェックしておきましょう。
害獣駆除の費用は基本的に高額なため、良心的な業者であれば十分に検討したうえで依頼できるように、契約を急かすことはしません。また、害獣駆除の業界では相見積をとるのが当たり前となっており、なかには自社のサービスに自信があるからこそ他社との比較を勧める業者もいます。
悪徳業者の場合、他社と比較されて契約をとる機会を損ねないように、依頼者の不安感をあおったり格安の料金を提示したり、と今すぐの契約を迫ってきます。そのため、すぐに契約させようとする業者は注意が必要です。
害獣被害に困っていてすぐに解決したいと思っていても、そこにつけ込む悪徳業者にだまされないように落ち着いて検討することが大切です。1社だけの相談で依頼する業者を決めず、複数の業者に相見積もりをとってサービスの内容や料金を比較しましょう。
相見積もりをとることで費用相場や保証の違いなどが見えてきて、見積もりの細かさや作業内容、接客態度などから信頼できる業者かどうかを判断しやすくなります。
相見積もりをとる際は、費用だけに注目しないように注意が必要です。それよりも大切なのは保証内容がしっかりしているか、不安や疑問に対して丁寧な説明で応えてくれるかどうか。これらをチェックすることで、悪徳業者の被害にあうリスクを軽減できます。
イカリ消毒の公式サイトには、岩手の事例が掲載されておりませんが、総合的有害生物管理(IPM)において、「有害生物管理」「微生物制御」「サニテーション」「環境改善工事」「オンライン監視」「外来種・有害鳥獣などの駆除」「殺菌・除菌・脱臭」「文化財保存」といった、幅広い領域に携わっています。
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