公開日: |更新日:
野生動物の被害にお困りではありませんか。ここでは、害獣を駆除しても被害が減らない理由と、対策方法を紹介しています。
正しい駆除方法を実践して、獣害をなくして二次被害を抑えましょう。
獣害に悩まされている方は、動物の生息数が増えた原因について理解を深めるところから始めましょう。根本的な原因を知ることで、獣害の被害を食い止める対策を講じやすくなります。
獣害が減らないのは、野生動物の生息数が増えているためです。2023年頃にはニホンジカにいたっては、453万頭まで増えるのではないかと予想されています。2013年には約305万頭だったことを踏まえると、1.5倍近く増加。このまま増加し続けると、今以上に獣害が増えるリスクさえあります。
獣害が減少しない原因としては、野生動物の自然死が減っていることも理由の一つとして挙げられます。温暖化により、死亡リスクのあった冬季を越せる野生動物が増加し、増殖し続けている状態が続いています。
また、森林が蓄積して草木が生い茂り、エサが豊かになったことも、野生動物の増殖率を高めている要因です。
表立って野生動物に餌付けをする人は少ないかもしれませんが、実は高齢化社会により知らず知らずのうちに、野生動物に餌付けをする人が増えています。後を継ぐ人がおらず、かつて山際で育てられていた作物が、そのまま放置される事態が発生しています。
人が管理しない果樹や種芋などを安全に食べられるため、冬季でもエサにありつける野生動物が増加。耕作放棄地に隠れて過ごし、エサを食べて冬を越す野生動物は少なくありません。
山際まで降りてきた野生動物がエサに気が付き、そのまま人里へと侵入してくるケースが後を絶たないのです。
獣害で第一に考えるべきは、農作物が荒らされないように対策を講じることです。野生動物の数を減らしても、農作物の被害が減るとは限りません。
上述したように、農作物を荒らすのはエサに気が付き、人里へと降りてきた野生動物に限定されます。まだ人里のエサに気が付いていない野生動物をいくら減らしたとしても、根本的な原因を解決することはできないでしょう。野生動物の生息数を減らしていくのではなく、農地を狙う個体をピンポイントで狙い、駆除していく必要があります。
また、農地の周辺に、できが悪い作物を廃棄したり、育てるために間引いたりしている場合、いくら駆除しても新たな個体がやってきて堂々巡りです。野生動物の生態に目を向けて、なぜ農地まで降りてきてしまうのかを考えて、対策を講じるべきでしょう。
ここからは、獣害の駆除方法の問題点について紹介していきます。どのような駆除方法があり、どのような問題点を抱えているのかを知ったうえで、対策を考えていきましょう。
駆除方法としては、捕獲や追い出しが挙げられます。被害にあっている場所から野生動物を追い出す方法ですが、味を占めた動物を追い出すには、相当な時間や労力を必要とするでしょう。
そこで、時間や労力を考えて、捕獲を選択するケースが多くなっています。しかし、農地を狙っていた個体を捕獲したからといって、次の個体が現れるリスクがないとは言い切れません。
特に、上述したように農地周辺に残渣を捨てている限り、野生動物は次から次へと降りてきてしまうでしょう。捕獲対策の落とし穴は、根本的な原因を排除しないこと。放任果樹や作物残渣が、野生動物を誘引しているので、原因を取り除くところから始めてみましょう。
野生動物を駆除すれば、被害が減るわけではないことを念頭に置いておきましょう。実は、獣害が増えてイノシシやシカは年間で120万頭以上捕獲されています。しかし、獣害は減るどころから、増加し続ける結果に。
いくら全体の頭数を減らしたとしても、放任果樹や作物残渣があると知っている個体がいれば、獣害は減らないのです。
特に、放任果樹や作物残渣を狙っている個体は、人の動きをよく観察しています。人が近づくと警戒して逃げるので、獣害の原因となっている個体を捕獲するのは至難の業だといえるでしょう。
獣害が減らない地域は、以下の対策を講じてみましょう。被害が減らない背景を考えて、地域に合った対策を取り入れてみてください。
獣害が減らない地域は、環境の改善から行いましょう。まずは、人里へ降りてくる自然動物を少なくするためにも、一刻も早く放任果樹や作物残渣の除去から取り組みましょう。放任果樹は伐採して、自家消費の果樹であれば柵で囲います。果実を一部しか収穫しないのであれば、樹高を低くカットしたり、枝打ちしたりするのも手です。
量を調整して確実に収穫するようにして、野生動物が食べられる果樹をなくすことがポイント。熟していなくとも果樹を食べてしまうため、季節に限らずできる限り早く柵で囲うようにしましょう。
また、作物残渣は農地周辺に放置せずに、地中に埋めたり、コンポストを利用したりして処理します。処理する場所も野生動物が侵入してこない、柵の内側で行うことで掘り起こされるリスクを減らせます。
農地の周辺に野生動物が隠れられる場所がある場合は、草を刈り取って隠れられない状況を作りましょう。そのうえで、田畑に柵を設けると、隠れる場所がないので野生動物が近づきにくくなります。柵は高さを重視するのではなく、設置方法を重視してください。
メーカーが推奨する通りに設置しないと、柵の切れ目や地際から侵入してくるリスクがあります。飛び越えるよりも、潜り抜ける野生動物が多いため、地際をしっかりと固定します。隙間も補修して、野生動物が侵入できるすき間をなくしましょう。
正しい捕獲対象を選別しないと、被害軽減に繋がりません。銃猟は該当の個体を捕獲できる可能性が低く、危ないので集落では使えないというデメリットがあります。
檻を使うのが一般的ですが、対象動物の性別や繁殖特性などを考慮して設置しないと、捕獲できない可能性が高まります。特に警戒している野生動物は、新たに設置された檻よりも、一度食べた経験のある農地を狙うでしょう。まずは、エサが周辺にない状況をつくり、田畑を囲ったうえで檻に追い込む必要があります。
イカリ消毒の公式サイトには、岩手の事例が掲載されておりませんが、総合的有害生物管理(IPM)において、「有害生物管理」「微生物制御」「サニテーション」「環境改善工事」「オンライン監視」「外来種・有害鳥獣などの駆除」「殺菌・除菌・脱臭」「文化財保存」といった、幅広い領域に携わっています。
イカリ消毒の公式サイトには、岩手の事例が掲載されておりませんが、総合的有害生物管理(IPM)において、「有害生物管理」「微生物制御」「サニテーション」「環境改善工事」「オンライン監視」「外来種・有害鳥獣などの駆除」「殺菌・除菌・脱臭」「文化財保存」といった、幅広い領域に携わっています。