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ハクビシンは人にうつるような病気を持っているのか疑問な方もいるでしょう。答えは「持っている」です。ハクビシンは病気の原因を複数持っているため注意しなければなりません。ハクビシンから人間に感染する病気はなにがあるのでしょうか?
ハクビシンが持っている病気の原因となる代表例をご紹介します。中には命の危険につながる病気もあるため注意が必要です。
ノミやダニといった寄生虫をハクビシンは持っています。ハクビシンは家の天井裏に住み着くケースも多いです。その際ハクビシンの体に付着したノミやダニが、天井の隙間から部屋に落ちるときがあります。
そのまま部屋に住み着けば大量発生しますし、人やペットが刺されて被害が出てくるのです。かゆみによる不快感や寝不足、アレルギーの発症も考えられるため油断できません。
ハクビシンには、マダニも付いていることが多いです。ダニやノミと同様にマダニに噛まれた場合、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の発症リスクがあります。
SFTSは1週間から2週間程度の潜伏期間があり、代表的な症状は、発熱、食欲低下、下痢、腹痛、嘔吐などです。マダニに気づいて自力で皮膚から除去すると一部が残るリスクもあります。皮膚科や外科で診療を受けるのが無難です。
疥癬症もハクビシンが間接的な原因となる感染症で付着しているヒゼンダニにより引き起こされます。症状は、腹部、胸部、太ももの内側などに激しい痛みが生じるというものです。
また、ヒゼンダニは感染している肌から肌、衣類やリネンを介しても感染します。多くのヒゼンダニの寄生が見られる場合は、角化型疥癬、少数寄生しているが激しいかゆみが生じる通常の疥癬にわかれるのが特徴です。
食中毒も厄介です。ハクビシンがサルモネラ菌を保菌している場合があります。サルモネラ菌は少量でも食中毒を引き起こすため油断できないのです。ただし、免疫力が強ければ発症しない場合もあります。
発症した場合、発熱、嘔吐、腹痛、下痢が代表的な症状です。発熱では高熱になる場合があります。症状はなくても人から人へ感染するのも厄介なところです。
ハクビシンがカンピロバクター菌を持っている場合もあります。ハクビシンに接触することで人に感染するのです。頭痛、腹痛、下痢や嘔吐や発熱が代表的な症状です。
まれにですが、血便が出る場合もあります。通常2日~5日程度で症状は治まることも多いですが、再発する場合もあるため油断できません。合併症としてギランバレー症候群につながる場合もあるため注意が必要です。
「ハクビシンはSARSの感染源」という話を聞いたことはないでしょうか。SARSは重症急性呼吸器症候群で、2003年に中国の敢闘賞を中心として世界的な集団感染を引き起こしたことで知られています。
SARSが発生したとき、感染源はハクビシンという説が出てきました。ハクビシンが保菌していたウイルスの型が、SARSの型と似ていたからです。ただ研究が進むに連れて「似ているだけで遺伝子が違う」ことがわかったのです。
ハクビシンは多くの菌を保菌しています。触れるだけでも感染する可能性があるため注意が必要です。基本的には、ハクビシンを見つけても近づかないことを心がけましょう。同時に早めの駆除が肝心です。
ただ、駆除といってもハクビシンは鳥獣保護法の対象となり守られています。無断で捕獲をしたり殺したりすると懲役や罰金刑があるのです。またハクビシンに攻撃されればケガと病原菌の感染リスクもあります。そのためハクビシンの駆除は、専門業者に任せるのが無難です。
イカリ消毒の公式サイトには、岩手の事例が掲載されておりませんが、総合的有害生物管理(IPM)において、「有害生物管理」「微生物制御」「サニテーション」「環境改善工事」「オンライン監視」「外来種・有害鳥獣などの駆除」「殺菌・除菌・脱臭」「文化財保存」といった、幅広い領域に携わっています。
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