公開日：2023年7月19日｜更新日： 2024年7月4日

ハクビシンの駆除はいつやるのがいいのか？

ハクビシンの駆除はいつやるのがいいか、タイミングがわからない方もいるでしょう。ハクビシンの駆除は、季節ごとの行動パターンを理解した上で、効率的に実施するのがおすすめです。ハクビシンの駆除はいつやるのがいいか解説します。

ハクビシンは年中活動する害獣

ハクビシンは冬眠をしません。1年中活動する動物です。冬になると収まると考えていると痛い目を見ます。ハクビシンは夏より冬のほうが建物に侵入してくるのです。ハクビシンによる主な被害は、食べ物を食べられる、糞尿による生活環境や衛生面の悪化が挙げられます。

「冬になるとハクビシンもいなくなるはず」「寒くなってきて足音が聞こえなくなったからもう大丈夫」と油断していると、被害が止まらずに悲鳴をあげることになるため注意が必要です。

ハクビシンは季節ごとに行動パターンが変わる

春

春は気温が徐々に暖かくなり行動が活発化しはじめます。冬のハクビシンは、巣を中心に行動していましたが、春は徐々に行動範囲を広げる時期です。そのため春から徐々に被害が増えはじめます。また、1年中繁殖行動をしますが、特に春は増加する点には留意したいところです。子供が生まれる前に駆除したほうがいいでしょう。春に妊娠したハクビシンが夏に出産します。単純にハクビシンが増えてしまうため、手に負えなくなるからです。そのため春はハクビシンの被害を食い止めるための大事な時期と考えてください。

夏

夏のハクビシンは行動的です。春よりも行動範囲が広くなります。ただ、気温が高いと、建物の屋根裏も高温になり生活しづらくなるため、外へ出ることも多いです。屋外は野菜や果物のようなエサも事欠きません。屋内に居ないからと油断は禁物です。出産するタイミングが夏のため、1年を通して増殖する季節でもあります。屋内に居ないからといって安心していると、秋になると舞い戻る可能性が高いからです。ハクビシンは過去に巣を作っていた家を記憶しています。

秋

秋は気温が落ち着いてきます。夏は野菜や果物中心だった食生活も、エネルギーを貯めるためカエルやネズミといった肉類に代わり、冬に向けた準備に取り掛かりはじめる季節です。外で行動していたハクビシンも、再び屋内に戻りはじめます。夏の暑さが落ち着いて外より屋根裏のほうが過ごしやすくなるからです。また別に住処を見つけるわけではありません。巣を作っていた家を記憶しているため戻ってきます。結果、被害が再発しやすいため注意が必要です。

冬

冬は屋内で生活するようになります。ハクビシンは冬眠しないため、冬でも活動するのです。民家の屋根裏や床下などが、ハクビシンの棲家です。冬眠をしなくても冬に強いわけではなくむしろ苦手としています。屋根や床下に断熱材がある家はハクビシンにとっては暖かく住みやすい場所です。冬を家で過ごして冬の寒さを乗り越えます。巣を中心に行動しますがやっかいなのは、溜め糞の習性です。同じ場所に糞尿をするため、屋根や床にシミができます。衛生面や悪臭で問題のため早めの対処が必要です。