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家の中に住み着いたネズミを追い出す方法としてはいくつかのパターンが考えられ、中には住民が個人で対処できる場合もあります。このページでは、個人で試せる自宅のネズミを追い出す方法から、個人で対処困難な場合の対策までまとめて解説しています。
ネズミが人家に住み着く最大の理由は、屋内の環境が屋外よりも快適で暮らしやすいという点になるでしょう。雨や風にさらされて餌の確保にも苦労する屋外に対して、人家には屋根やネズミが過ごせるスペースがあり、さらに食べ物や水の確保が容易になっていることもあります。
加えて、特に東北地方のように秋から冬、そして春にかけて室外の冷え込みや雪といった厳しい環境にさらされる地域では、ネズミにとって人家はまさしく快適で住みたくなる場所といえるでしょう。
ネズミ対策はまず住み着かせないことが大切ですが、住み着いたネズミを追い出す対策としては以下のようなものがあります。
ゴキブリ予防やダニ予防で煙式忌避剤を使ったりスプレー式忌避剤を使ったりしますが、同様にネズミ対策としても害獣用の忌避剤が市販されています。
そのためネズミ用の忌避剤を使用したり設置したりすることで、ネズミを追い出せる可能性が高まり、また侵入防止に役立てることも期待できるでしょう。
ネズミの通りそうな場所に粘着シートを設置することで、そこにネズミを誘い込んで捕獲する方法も効果的です。なお、ネズミを誘い込む場合は粘着シートの成分に誘引剤が含有されていることを確認してください。
粘着シートと似ていますが、ネズミを捕まえるための捕獲器(ネズミとり)を利用することも方法の1つです。捕獲器にはバネ式のものを始めとしていくつかのタイプがありますが、一般的にはネズミの餌を設置しておき、それをネズミが採った瞬間に捕獲器が作動してネズミを捕まえます。
殺鼠剤は文字通りネズミを駆除するために使用する薬品や薬剤であり、殺鼠剤として市販されているものから、ネズミが好みそうな食べ物に混ぜて使用するタイプ、あるいはホウ酸や小麦粉などを混ぜて自作できるものまで様々な種類があります。
わさびや唐辛子といった匂いの強い食べ物や刺激の強い成分は、嗅覚の鋭いネズミにとって人間が感じる異常に強烈なものです。そのため、ネズミがいそうな場所などに刺激の強い食べ物を設置することで、ネズミを追い出せるかも知れません。
ハッカ成分もまた匂い刺激の強い物質であり、消臭剤や防虫剤などにも幅広く使用されています。そのためハッカ成分を含有したアロマや製品、消臭剤などを使うことで、ネズミ対策に効果を期待できる可能性はあるでしょう。
防虫剤として市販されているものの中には、クスノキから抽出された天然由来の防虫成分である「しょうのう」を使用しているものがあります。しょうのうも匂いの強い物質であり、害虫だけでなくネズミの対策にも利用可能です。
日常的に使えるネズミ対策として、蚊取り線香も有効です。蚊取り線香に含まれる成分の中にはネズミが苦手とする臭いもあり、また蚊取り線香には煙による効果もあります。ただし蚊取り線香そのものはネズミ用に作られていないため過度な期待は禁物です。
独特の香りを放つ正露丸は、古くから整腸薬として知られています。そして正露丸に含まれている薬効成分であり匂いの元でもあるクレオソートには、ネズミが本能的に危機感を抱いて回避する性質があるとされています。
一般的なイメージとして猫がネズミを追いかけて捕まえるというものがあるでしょう。実際に猫がネズミを捕まえて餌として捕食することはあまりありませんが、猫は本能的に動く小動物を追いかける性質があり、自宅に猫を飼うことでネズミ対策になります。
屋根裏や床下などの暗い場所へ赤色灯や回転灯を設置することで、常に光り刺激を発してネズミを警戒させられることもポイントです。また、特に赤色の光は炎や山火事を連想させるとしてネズミのような動物に忌避される傾向があり、ネズミ対策として期待できます。
超音波とは人間の可聴域を超える周波数で発せられる音であり、人の耳には聞こえないものの、人よりも可聴域の広いネズミなどにとっては無視できない騒音として聞こえます。ただし、犬や猫といったペットがいる場合、超音波装置はあまり適していません。
ネズミを追い出すために殺鼠剤を使ったり、超音波装置を設置したりするといった方法は効果的ですが、例えば自宅に乳幼児や子供、ペットが暮らしている場合、ネズミ対策として設置したものを子供が誤食・誤飲したり、ペットにまで被害が広がったりといったリスクがあります。
また、ネズミを追い出せたとしても、ネズミ対策を怠れば再びネズミが住み着く可能性もあるでしょう。
自分なりにネズミ対策を実施してみたり、追い出す方法を色々と試したりしても、思ったような効果を得られずネズミを追い出せない場合、速やかにネズミ駆除業者へ相談してプロに対策してもらうことが大切です。
ネズミを追い出せない場合、根本的にネズミが住み着きやすい環境や条件が存在している可能性もあり、なかなか素人だけでは対処できません。また過剰な対策で住民やペットの健康被害リスクも招くため、信頼できるプロへ任せることが重要です。
イカリ消毒の公式サイトには、岩手の事例が掲載されておりませんが、総合的有害生物管理(IPM)において、「有害生物管理」「微生物制御」「サニテーション」「環境改善工事」「オンライン監視」「外来種・有害鳥獣などの駆除」「殺菌・除菌・脱臭」「文化財保存」といった、幅広い領域に携わっています。
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