マンションでの害獣駆除について

マンションに住んでいると「マンションだから害獣の心配がない」「高層階だから害獣は出ない」と考える方も多いでしょう。しかし、マンションだからといって害獣が発生しないわけではなく、さまざまな原因で害獣は発生します。ここでは、マンションで害獣が発生する原因と、害獣駆除における問題について解説します。

マンションで害獣が発生する原因とは

見た目や内装が綺麗なマンションは害獣と無縁だと思われがちですが、害獣にとって生活しやすければ住み着いてしまいます。マンションで害獣が発生する原因はさまざまで、原因を理解しておくと対策がしやすいでしょう。

建物の劣化

マンションで害獣が発生する原因の一つとして、建物の劣化が考えられます。劣化によって生じた隙間や穴を通じて侵入してくる場合があります。

ただ、劣化だけが原因ではなく、電線や配管、壁など、思わぬ場所から侵入してくるため、特に劣化が見られないからといって安心はできません。

気温の変化が少ない

ネズミなどの害獣は、寒くなく暖かい場所を好むと言われています。そのため、一定の気温が保たれ、かつ気温の変化が少ないマンションは害獣にとって住みやすいのです。

一年中気温が安定しているマンションは、知らない間に害獣が住み着き繁殖していることも珍しくありません。

荷物に紛れてやってくる

宅急便などの荷物に紛れてやってくる可能性も考えられます。ネズミやイタチなどのサイズであれば気付くかもしれませんが、ゴキブリや小さい害獣などの場合は荷物の中に紛れても気付かない場合があるでしょう。

マンションでの害獣駆除における問題

マンションなどの集合住宅で害獣が発生してしまった場合、戸建てにはないさまざまな問題が発生します。どのような問題が起こるのか把握しておくと、対策がしやすいでしょう。

費用は誰が負担するのか

マンションで害獣が発生した場合、誰が駆除の費用を負担するのかというのは、基本的に決まっていません。入居時の契約で取り決めがあれば、それに従います。

特に決まりがなければ、そのときの状況次第で管理人が負担するのか、入居者が負担するのか話し合いで決めることが一般的だと言えます。ゴミの放置や窓を開けっ放しにしているなど、入居者の管理不足が原因である場合は、入居者が支払う場合も考えられます。

健康被害が伝染する可能性がある

マンションで害獣が発生すると、害獣による悪臭や騒音などで多くの人に健康被害が伝染する可能性が考えられます。特にネズミは繁殖スピードが早いと言われ、放置してしまうとマンション全体の問題になりかねません。

作業が大規模となる

一つの部屋のみで害獣が発生したのなら駆除作業はそこまで大きくなりませんが、マンションの場合は規模が大きく、完全に駆除するには大規模な作業となります。被害を拡大しないためにも、害獣を発見したら早急に業者に依頼して、駆除してもらうことが大切です。

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