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家の隙間などに黒いこすり跡などが見つかれば、それはラットサインかもしれません。ネズミ捕獲用の罠を仕掛けたり、ネズミ駆除業者に相談したりなどし、速やかに対策を講じましょう。
ラットサインとは、簡単に言えば「ネズミが通った跡」のこと。いつもネズミが通っている痕跡や、一度だけネズミが現れた痕跡であっても、ネズミの存在が疑われる跡があれば、それをラットサインと言います。
ラットサインのある場所には、再びネズミが現れる可能性が大。そのため、そこにネズミ捕獲用の罠などを設置しておけば、効率的に駆除することが可能です。
ネズミ駆除を行う際には、駆除を行うのが素人であれプロの業者であれ、まずラットサインを探すことが先決となります。
主に次のような痕跡があれば、ネズミのラットサインの可能性があります。天井裏から音がしたりなど、何らかの心当たりがある方は、以下の痕跡を探してみてください。
いつもネズミが通っているルートに、黒いこすり跡が残ることがあります。ネズミの体に付着している汚れや脂の跡です。
ネズミには同じルートを通る習性があることから、時間とともに黒いこすり跡が濃くなっていく傾向があります。
ネズミは移動しながら糞尿を排出する習性があるため、ネズミが通った場所に糞が散乱していることもあります。黒いこすり跡とともに糞が見つかれば、高い確率でネズミが存在していると考えてください。
ネズミの糞はやや細長い形をしていますが、ネズミの種類によって長さや色などの特徴が異なります。家庭に出没するネズミは、主にドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種類なので、それぞれの糞の特徴を覚えておくと良いでしょう。
ネズミの糞には感染症の原因菌が含まれていることがあるので、見つけたら早急に除去して消毒しましょう。
柱や家具、電気ケーブルなど、固いものをかじった跡があれば、ネズミの存在が疑われます。
ネズミは一生歯が伸び続けるため、常に固いものをかじって歯を削り続けなければいけません。木だけではなく、コンクリートや金属にもかじられた跡が見つかることもあります。
小さな足跡がたくさん見つかれば、それはラットサインかもしれません。
基本的にネズミの足跡は見つけにくいのですが、床にほこりが溜まってくると、ネズミの足跡が浮き上がって見えてくることがあります。
ネズミの存在が疑われる場合には、やみくもに家中を探すのではなく、次のような場所に絞って集中的にラットサインを探してみましょう。
ネズミは10円玉大ほどの隙間・穴があれば、全身を通過させることができます。「うちには、そんな大きな隙間や穴はない」と思う方が大半かもしれませんが、実際には、ほとんどの家でその程度の隙間・穴はたくさんあるもの。以下の場所を確認してみましょう。
家の中には、ネズミの侵入口がたくさんあると考えておきましょう。
ネズミには壁沿いに走る習性があるため、壁沿いや柱などに黒いこすり跡や糞が見つかることも少なくありません。また、クマネズミは垂直移動も得意としているため、天井にラットサインが現れることもあります。
部屋の作りなどを改めてチェックし、ネズミの通り道になりやすい場所を特定させた上でラットサインの有無を確認してみましょう。
ラットサインを見つけた際にとるべき行動を、順番に見ていきましょう。
ラットサインと一緒に食べ物がかじられた跡があれば、その食べ物は廃棄しましょう。ネズミが保有している病原菌が付着している恐れがあるからです。
もとより、ネズミは雑食なので、ネズミの餌になりそうなものは食べられない状態にしておくのが基本。食材・園芸用肥料・生ごみなどは密閉容器に入れる、ペットの餌を片づける、仏壇などの生花は片づける等々、雑食の対象となりそうなもの食べられないよう対策してから就寝しましょう。
ラットサインが見つかった場所の近くにある隙間や穴は、ネズミが侵入しないよう塞いでしまいましょう。
小さな隙間や穴ならば金属たわしを丸めて埋めればOK。外壁の穴が侵入口となっている場合には、パテで埋めましょう。排水パンやダクト周り、通風口などが侵入口となっている場合には、専用の防鼠(ぼうそ)グッズを使用するようおすすめします。
ラットサインが見つかった付近に捕獲用の罠を仕掛けましょう。
罠にはいくつかの種類がありますが、捕獲後の処理を考えると粘着トラップがおすすめ。ラットサインが見つかった付近の床に数枚の粘着トラップを敷き詰めれば、効率的にネズミを捕獲できます。
個人でもラットサインを見つけることは可能ですが、家の中にあるすべてのラットサインを見つけることは困難でしょう。また、それぞれのラットサインに対して特に有効な対策を判断・実行することも、素人には難しいのではないでしょうか。
1つのラットサインを見つけると、家のあらゆるところに多くのラットサインが存在している可能性があります。ネズミ被害が拡大しないうちに、まずはプロの業者へ相談するようおすすめします。
イカリ消毒の公式サイトには、岩手の事例が掲載されておりませんが、総合的有害生物管理(IPM)において、「有害生物管理」「微生物制御」「サニテーション」「環境改善工事」「オンライン監視」「外来種・有害鳥獣などの駆除」「殺菌・除菌・脱臭」「文化財保存」といった、幅広い領域に携わっています。
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