タヌキによる被害にはどのようなものがある？

衛生面や家屋への被害など、タヌキによる被害にはさまざまなものがあります。ここでは、タヌキから受ける被害について解説しています。

タヌキから受ける被害

タヌキは、家・騒音・農作物・人体などに被害をもたらします。どのような被害を受けるのか、詳しく見てみましょう。

家への被害

タヌキには同じ場所に糞を溜め込む「ため糞」の習性があります。タヌキが家に住み着いて糞尿を貯めていくと、床が徐々に腐って傷んでしまいます。天井裏に糞尿がたまると、天井が腐って抜けてしまうこともあるのです。

また、天井にある断熱材を食いちぎられたりして、住まいにダメージを及ぼすこともあります。悪臭もするなど家への被害は大きいため、早急に対処する必要があります。

騒音の被害

タヌキは夜行性の動物です。家に侵入されて住みつかれてしまうと、夜中に騒音で悩まされることになりかねません。タヌキの鳴き声自体は可愛いものですが、夜中に鳴かれ続けると睡眠の妨げにもなってしまいます。

また、ドタバタと走り回るため、天井裏に住み着かれると、騒音でストレスや睡眠障害といった健康被害につながる可能性もあります。

タヌキは集団で行動する動物なので、住みつくときは複数頭による騒音被害が考えられます。

農作物への被害

庭で家庭菜園を楽しんでいる方が、作物をタヌキによって荒らされるケースもあります。畑の農作物が荒らされるケースもあるので、農作物を育てている方は要注意です。

タヌキは農作物を取ると、他の場所に運んで食べることもあります。別の害獣を呼び寄せてしまうことにもなりかねませんので、注意が必要です。

タヌキが嫌がるにおいを発生させるなど、タヌキを寄せ付けない対策をしましょう。

人体への被害

タヌキは多くの病原菌を持っている可能性がある害獣です。そのため、人体にアレルギーなどの健康被害が出る可能性があります。

タヌキの糞尿もその一つです。悪臭によって気分が悪くなったり、悪い影響をもたらす恐れがあります。

タヌキから被害が拡大する前に相談を

タヌキの存在を放置しておくと、健康被害や農作物への被害など、さまざまな問題が起きる可能性があります。

タヌキから被害を受けた、または兆候があった場合は、放置せずに早めに業者に相談するのがよいでしょう。自分でできる対策もありますが、タヌキの駆除は簡単ではありません。タヌキの被害で困ったときは、被害が拡大する前に業者に駆除を依頼したほうがスムーズです。