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日本では近年、アライグマの目撃情報や被害報告が増えています。アライグマはもともと北米原産の動物で、愛玩目的に輸入されていたものが逃げ出したり放たれたりして野生化しました。学習能力が高く、雑食性で繁殖力も強いため、各地で農作物被害や生活被害が深刻化しています。
アライグマは北米では、オオカミやコヨーテ、ワシミミズクなどの肉食獣・猛禽類に狙われることがあります。しかし日本にはこれら大型肉食獣がほとんど存在せず、捕食される機会が少ないため、増えやすいのが現状です。 その結果、アライグマにとって実質的な天敵は「人間だけ」とも言われていますが、私たちが積極的に駆除や追い払う対策をしない限り、天敵不在のまま個体数が増加する一方です。
天敵がいなくとも、アライグマが本能的に嫌う要素を利用することで追い払う対策が可能です。以下では、具体的にアライグマが嫌がるとされる「におい」「音や光」「辛味成分」を紹介します。
木材を炭にする際に出る煙を冷やして液体化したもので、焦げ臭く酸味のある独特のにおいがします。自然由来で比較的安全なため、庭先などにまいても植物へ大きな悪影響がありません。アライグマはこのにおいを嫌う傾向があります。
ミント系の強い香りはアライグマが苦手とする場合が多いです。水で薄めたハッカスプレーを、侵入経路や周辺に散布すると一定の忌避効果が期待できます。
北米での天敵であるオオカミの尿を成分とした忌避剤も市販されています。アライグマはオオカミのにおいを本能的に警戒するため、強い効果を示すことがありますが、人間にとっても独特のにおいが強烈なので使用場所には注意が必要です。
アライグマは夜行性で活動することが多いので、急に明るいライトが点灯すると驚いて逃げる可能性があります。人感センサー付きライトや超音波装置を設置しておくと、アライグマを寄せ付けなくなります。ただし、慣れられてしまうと効果が薄れるケースもあるため、設置場所や機種を変えたり、他の方法と組み合わせたりする工夫が大切です。
唐辛子に含まれるカプサイシンは、アライグマをはじめ多くの動物にとって刺激が強い成分です。市販の忌避剤にも、唐辛子由来の成分が配合されたものがあります。スプレータイプで散布するほか、唐辛子エキスを染み込ませた布などを周辺に置くなどして、アライグマを寄せつけない工夫を行う事例もあります。
アライグマの苦手なものである、光や音・辛味成分を利用する場合、以下の点に注意してください。
複数の対策を組み合わせる
アライグマは学習能力が高く、1種類だけの対策には慣れてしまうことがあります。たとえばハッカスプレーと人感ライトを同時に導入し、侵入経路の封鎖も併せて行うなど、複合的に対策するのが効果的です。
定期的なメンテナンスが必要
雨や風で忌避成分が流れたり、装置の電池切れたりしていた場合効果が持続しません。忘れずに補充・点検を行いましょう。
あくまで「追い払う」ための補助
自分で捕獲や駆除をする際は「鳥獣保護管理法」「外来生物法」などの法規制に従う必要があります。苦手なものを使う対策はあくまで一時的・補助的な効果と考え、状況によっては専門業者や自治体への相談も検討してください。
アライグマには日本にほぼ天敵がいないため、放っておくと増え続けてしまいます。しかし、本能的に警戒する「嫌なにおい」や「光・音」などを上手に利用することで、アライグマを寄せつけない工夫は可能です。もちろん、それだけで被害がゼロになるわけではなく、住み着かれた場合には捕獲などの法的な手続きが必要になる場合もあります。
まずは、今回ご紹介した「天敵に近い要素(オオカミの尿など)」や「アライグマが苦手とするもの」を活用し、被害を最小限にとどめる対策から始めてみてはいかがでしょうか。
イカリ消毒の公式サイトには、岩手の事例が掲載されておりませんが、総合的有害生物管理(IPM)において、「有害生物管理」「微生物制御」「サニテーション」「環境改善工事」「オンライン監視」「外来種・有害鳥獣などの駆除」「殺菌・除菌・脱臭」「文化財保存」といった、幅広い領域に携わっています。
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