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ネズミのフンを見つけた、と思うことがあるかもしれませんが、実はネズミのフンにはいくつかの種類があります。ネズミのフンの種類と、ネズミのフンによく似たものはしっかり観察すると区別できます。
家の中に侵入してくるようなネズミは、大まかに3種類に分けられます。3種類のネズミのフンの見分け方を確認しましょう。
ドブネズミは家に侵入するようなネズミの中でも、最も体が大きくフンも最大とされています。ドブネズミのフンは1~2㎝程度で、太くて丸みのある形状が特徴。焦げ茶色や灰色をしていて、強いニオイを放つことが特徴です。
クマネズミのフンは6㎜~1㎝程度の大きさで、3種類いるネズミのうち中間程度のサイズです。落ちているフンが散らばっているケースが多く、細長い形状が特徴。茶色や灰色をしているのが特徴です。
ハツカネズミのフンは4~7㎜程度の大きさが特徴で、ハツカネズミは3種類のネズミの中でも体が最も小さいのが特徴。フンは両端がとがった形状をしていて、米粒に似ています。色は茶色です。
ネズミのフンだと思えるものでも、実は違う動物・虫のフンの可能性もあります。ネズミのフンと似たフンに要注意です。
家の中に侵入するようなコウモリは、大半が「アブラコウモリ」と呼ばれる種類。アブラコウモリのフンは5㎜~1㎝程度の大きさをしていて、色は茶色のためネズミのフンとよく似ています。ネズミのフンとの違いは、パサパサしている点です。
トコジラミ(ナンキンムシ)は、シミのように家具の裏やスキマなどに点在している害虫です。フンは2㎜程度で、黒色の他にも血を吸うという特徴から赤茶色をしていることもあるため、ネズミのフンと間違われることがあります。
ゴキブリにも種類があり、例えばクロゴキブリであれば2~2.5㎜程度の大きさのフンをします。色は茶色もしくは黒色で、小さな点のような見た目をしておりニオイはありません。一方チャバネゴキブリは1㎜程度と非常に小さいフンをし、茶色や黒色をしています。
ネズミのフンを見つけたら、アレルギーや菌によく注意して以下のポイントを踏まえて対処しましょう。
ネズミの糞尿には様々な感染症を引き起こしかねない、病原体や寄生虫が含まれています。そのため絶対に素手で触らないようにし、ゴム手袋とマスクをしっかり着用してから対処にあたりましょう。掃除機は糞尿が飛び散る可能性があるためNGです。
処理してしまう前に、ネズミのフンを見つけた場所・大きさ・形状をしっかり記録しておきましょう。糞尿だけではなく、周囲の状況も一緒に写真を撮影しておくのがスムーズです。後から被害状況・侵入経路を調査するために必要な情報です。
ネズミのフンを片付けた後には、必ず消毒作業を行いましょう。キッチンハイターなどの塩素系漂白剤や、アルコールスプレーなどを使用してしっかり消毒してください。エタノールもアルコールの一種のため使えます。
消毒作業を終えた後は、着ていた衣服に微細なゴミ・フンが付着していないかよく確認しましょう。必要に応じてすぐ洗濯してください。周囲にあったカーテン・マット・カーペットなども可能なら洗濯しておくと、病原体・寄生虫の予防になります。
ネズミのフンをあらかじめ予防しておくためには、以下のような方法があります。
ネズミが嫌うニオイを発生させる薬剤「忌避剤」を使いましょう。ネズミの侵入を防いだり追い払ったりする効果があるため、家の中の数か所に忌避剤を設置しておくと予防効果が期待できます。
家の中に食べ物を放置してしまうと、ネズミがエサにしてしまいます。エサが豊富にあると判断されればネズミが住み着いてしまう可能性もあるため、食品類は密閉容器に入れたり冷蔵庫で保管したりするなどして、ネズミがエサにできないよう徹底しましょう。
ネズミは約1~1.5㎝ほどの隙間さえあれば、そこから簡単に侵入してしまいます。得にネズミの侵入経路になりやすいのは配管の隙間や通気口、壁の浮間やひび割れした外壁などです。こうした場所があるなら金網やパテなどを使って遮断しておきましょう。
ネズミのフンには病原菌などの様々なリスクがあるため、ただ処理するだけでも注意点が豊富にあります。また、フンを処理したとしても根本的な原因であるネズミがまた侵入してくる可能性があるため、フンを見つけたら専門業者に相談するのがおすすめです。
プロの駆除業者なら家中すべての侵入経路を発見・封鎖して、再発予防策を講じてくれるでしょう。市販の駆除アイテムを試すよりもコストが節約できるケースもありますよ。
イカリ消毒の公式サイトには、岩手の事例が掲載されておりませんが、総合的有害生物管理(IPM)において、「有害生物管理」「微生物制御」「サニテーション」「環境改善工事」「オンライン監視」「外来種・有害鳥獣などの駆除」「殺菌・除菌・脱臭」「文化財保存」といった、幅広い領域に携わっています。
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