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害獣の中でも、クマは特に恐ろしい存在だと言えるでしょう。成長した個体は体格も大きく、家屋や農作物への被害はもちろんのこと、ときには人命が失われてしまうこともあります。ここでは、害獣としてのクマの生態やその対策を見ていきましょう。
日本に生息しているクマは、主にツキノワグマとヒグマの2種類です。ツキノワグマは本州と四国、ヒグマは北海道にのみ生息しています。
ツキノワグマは、胸のあたりの白い弓状の毛が特徴のクマで、体長は130cm〜150cmほど。手足には5本の指と鋭い爪を備えています。対してヒグマは体格が大きく、体長200cm、体重200kgを超える個体も珍しくありません。聴覚と嗅覚に優れ、森の中のわずかな音や獲物の匂いを判別できます。さらに足も早く、そのスピードは時速40km。加えて泳ぎや木登りも得意で、非常に優れた運動能力を持っている動物なのです。
冬眠をするのは11月中旬から4月下旬で、4月中旬~5月上旬頃になると巣穴から出てきます。
熊による被害の対策を立てるには、まず生息数の確認と被害状況の把握をしましょう。つまり、「どこに、どのくらいの数のクマがいるのか」と「どこで、どれくらいの被害が出ているのか」を確認するのです。確認した情報をもとに対策機材を有効に使い、個体確認ができるようにします。
生息数や被害状況の確認には、自動撮影カメラによる足跡やフンなどの撮影が有効です。
生息数と被害状況が確認できたら、次は具体的な対策に入ります。クマ対策の基本は、「そこにエサとなるものがあると思われないこと」です。クマのエサとなる果実は残らず収穫し、畑や果樹園などに残らないようにすることが大切です。また、果実を採っていない木は伐採してしまうのもよいでしょう。生ゴミなども屋外に放置しないようにする必要があります。
エサとなるものの撤去と合わせて有効なのが防護柵の設置です。ただし、クマはほかの害獣に比べると圧倒的な力を持っているうえ、木登りも得意です。そのため、クマ対策の防護柵は重機で基礎を打った頑強なもので、なおかつ電気柵にする必要があります。
敷地内に立ち入らせないように追い払うのが有効なのは、クマに対してもほかの害獣と同様です。主な追い払い方としては、クマの苦手な音や光を用いる手段があります。センサーでクマの接近を感知し、ストロボ光や音で威嚇する機械が市販されているので、そういったアイテムを使うのがよいでしょう。
クマ対策には個人で行えるものもありますが、クマは鳥獣保護管理法の対象動物となっているので、直接的な駆除は専門家に依頼するのがよいでしょう。また、防護柵の設置などに関しても、自分でやるよりは専門業者に依頼することをおすすめします。
クマに遭遇してしまったら、決して走って逃げず、大声も出さないでください。クマを刺激しないよう、冷静に、ゆっくりと後ずさりして距離をとりましょう。背中を見せないようにし、クマを見ながら(にらみつけずに)ゆっくり後ずさりすることが大切です。もしクマが近づいてきたら、バッグ(リュック)は背中の防具になるため外さないでください。物や食べ物を投げて注意をそらす行為は避け、静かに距離を取りましょう。また、子グマの近くには必ず母グマがいるため、子グマには絶対に近づいてはいけません。落ち着いて行動することが、身を守る上で重要です。
クマ鈴やクマスプレーの貸与・レンタル事業が、クマの目撃が増えている地域で始まっています。
市町村の観光案内所や役場、アウトドア用品店などで実施されており、高価な装備を購入せずに対策できるのが利点です。利用条件(保証金・申請書・身分証提示など)は施設によって異なるため、事前に各施設のウェブサイト等で最新情報を確認してください。
地域や施設によっては、クマ鈴とクマスプレーの両方を借りられる場合もあり、より安全なアウトドア活動に役立ちます。
クマのもたらす被害のひとつが農業被害です。クマのターゲットとなるのは、主に果樹や野菜、飼料作物です。しかし、クマによる農業被害の被害金額はシカやイノシシに比べると小さいものです。クマがもたらす被害の恐ろしさは、人的被害にあるのです。
クマによる人的被害は全国で毎年50件前後は報告されており、個体数が増えた年には100件を超えることもあります。「熊害」という言葉があることからも、熊がもたらす被害の大きさが分かるでしょう。
クマによる人的被害は、主に山菜採りや登山などで人間がクマの生息域に誤って侵入してしまったときに起こります。山や森でのクマとの遭遇を避けるためには、クマよけの鈴など音を出すものを見に着けていくのが有効です。
イカリ消毒の公式サイトには、岩手の事例が掲載されておりませんが、総合的有害生物管理(IPM)において、「有害生物管理」「微生物制御」「サニテーション」「環境改善工事」「オンライン監視」「外来種・有害鳥獣などの駆除」「殺菌・除菌・脱臭」「文化財保存」といった、幅広い領域に携わっています。
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