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害獣として知られるタヌキですが、勝手に捕獲したり危害を加えたりすると、鳥獣保護管理法違反となる恐れがあります。
では、危害を加えることなくタヌキを追い払うにはどうすればよいのでしょうか。
タヌキは鳥獣保護管理法で保護されているため、自治体の許可なく捕獲したり危害を加えたりすることが出来ません。
しかし、タヌキにとって嫌な環境を上手に作れば、危害を加えずに追い払うことが出来ます。このページでは、タヌキにとって嫌な環境を作るための方法をいくつか紹介します。
タヌキが苦手な臭いを散布することで、危害を加えずにタヌキを追い払うことが出来ます。タヌキが苦手な臭いとしては、木酢液・竹酢液、ミント(ハッカ油)、タヌキ用忌避剤、くん煙剤などがあります。
また、タヌキは基本的に臆病な性格のため、大きな音が苦手です。そのため、大きな音を出すロケット花火や爆竹もタヌキの撃退手段として効果的です。
タヌキは8~10cm程度の隙間があれば、中に侵入することが出来ます。したがって、タヌキを追い払うにあたっては、タヌキの侵入経路をいかに塞ぐかが重要です。
とくに、ベランダや庭、家庭菜園や農地、屋根裏や床下では徹底した侵入対策が必要です。
ベランダや庭はタヌキによるフン害に遭いやすい場所です。フェンスや網などを使って、タヌキが侵入できないように工夫しましょう。
前述のようにタヌキは8~10cm程度の隙間があれば中に侵入することが出来ます。そのため、網やフェンスを設置する際には、網目の大きさが7cm以下のものを選ぶようにして下さい。また、茶色の網・フェンスは、庭やベランダに設置にしても景観を損ないづらいため、見た目が気になるという方にはおすすめです。
また、タヌキの餌になるものを庭やベランダに置かないように注意しましょう。とくに、生ごみは雑食性のタヌキにとって恰好のごちそうであり、生ごみをベランダや庭に出しっぱなしにしている方は注意が必要です。
タヌキに野菜や果物を齧られたという被害は後を絶ちません。野菜・果物は雑食性のタヌキにとって貴重な餌の一つであり、家庭菜園や農地では、タヌキの侵入対策としてワイヤーメッシュやネットで柵を張るといった対策が必要です。なお、ワイヤーメッシュやネットは、前述のように網目の大きさが7cm以下のものを選ぶようにして下さい。
また、タヌキは1mほどジャンプすることが出来ます。そのため、可能であれば柵の高さが1m以上になるようにしてください。1m以上の柵を設置するのが難しい場合には、柵を外側に約20度傾けるとタヌキが飛び越えづらくなります。
また、タヌキは基本的に夜行性ですが、日中に姿を隠して行動することがあります。そのため、隠れられる場所を減らすのもタヌキの侵入対策として有効です。伸びすぎた雑草などがあれば、こまめに刈るようにしましょう。
わずかな隙間から入り込んだタヌキが、天井裏や床下に住み着くことがあります。万が一、タヌキがそこでフンをするようになれば、床や天井全体から強い臭いがするようになるばかりか、柱や基礎が腐ってしまうこともあります。
天井裏や床下にタヌキの侵入口となる8㎝以上の隙間があれば、必ず埋めるようにしましょう。とくに、床下でのタヌキのフン害は数が多く、注意が必要です。
「どうしても隙間を埋めることが出来ない…」という場合には、タヌキが苦手とする木酢液やハッカ油などを定期的に散布するとよいでしょう。
自力でもタヌキを追い払うことは出来ますが、素人が出来る対策には限界があります。また、タヌキは鳥獣保護管理法で保護されているため、行き過ぎた対策によってタヌキが怪我を負うと、罰則を受ける可能性もあります。
「タヌキを確実に駆除したい…」という方や、「何度追い払ってもタヌキが戻ってきてしまう…」という方は、専門の業者による駆除を検討しても良いかもしれません。
イカリ消毒の公式サイトには、岩手の事例が掲載されておりませんが、総合的有害生物管理(IPM)において、「有害生物管理」「微生物制御」「サニテーション」「環境改善工事」「オンライン監視」「外来種・有害鳥獣などの駆除」「殺菌・除菌・脱臭」「文化財保存」といった、幅広い領域に携わっています。
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